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ユニバーサルデザインあれこれ3.コンビニエンスストア

さちるのつぶやき 其の二十五

情報登録日:2006-10-23 11:29:50 (sachiru7777)

最終修正日:2007-03-09 17:44:12 (sachiru7777)

かご全国一律、どこの店でも、<同じ商品・同じサービス>が「ウリ」だったはずのコンビニエンスストアが今、変わりはじめています。

今夏(2006年7月)兵庫県淡路島にローソン「高齢者向けコンビニ」モデル店舗 近畿第一号店が誕生しました。
地元の新鮮な野菜、白髪染め、老眼鏡、仏花、和菓子などといった高齢者に需要の高い商品が充実しています。

けれども、ここは、単に商品の品揃えが違うだけの店舗ではないのです。
商品構成の違いだけで言えば、オフィス街のコンビニにOLむけグッズを置いたり、住宅街で地元野菜や焼きたてパンを販売する店舗など、特色ある品揃えのコンビニは他にも見られます。

淡路島のこのローソンは、はじめから、高齢者が使いやすいようにデザインされた店舗なのです。
店内は落ち着いた木目調、通路は広く、ショッピングカートは軽く、値札は大きく、棚は低く・・・
さらに、広い休憩スペースには、テーブル、マッサージチェアなどが置かれて一種の社交場にもなっているとか。なかなか店舗に出向けないお年寄り宅への「御用聞き」サービスもあるそうです。

コンビニは、もともと若者をターゲットにしていました。

人気でトレンドの商品さえ置いてあれば、

便利なサービスさえ充実させれば、

そして24時間営業していれば、

いつでもどこでも勝手にお客は集まってくる…

そんな発想から、店舗そのものの使いやすさ、アクセスしやすさなどは、
ほとんど考えられてこなっかたのでしょう。


いまやコンビニでできることといえば、

・コピー・ファックス
・デジカメプリント
・各種公共料金の支払い
・銀行ATM
・宅配便受付
・チケット予約、発券
・郵便ポスト設置、切手、年賀状販売
・お歳暮、お中元などカタログギフトサービス
・住民票などの発行・受け取り

・・・・・・・・便利です。若者だけなんてもったいない。
コンビニには、人々の生活に欠かせない地域の拠点としての側面も生まれてきているのです。

実際、阪神大震災で商店が機能しなくなった時、コンビニには、その全国的なネットワークや
独自の物流システムによって、水やおにぎりやパンなどが入ってくるのではないかと、
被災した人々の心のよりどころとなっていたと言います。

誰もが使いやすい店舗作り、きめ細かく地域や消費者のニーズに対応した商品やサービスが
今後益々求められていくでしょう。

通路を広げたり、段差をなくしたり、陳列方法を変えたり、駐車場やトイレを整備したり。。

既存の店舗で改装がむつかしいところは、
「車いすやベビーカーなどお手伝いの必要な方は、インターホンでお呼びください」などのポスター
が貼られるだけでもぐっとバリアは低くなります。
店舗の物理的なバリアを解消すると同時に、店員の接客マナー研修を工夫して、心のバリアフリーを進めて欲しいと思います。

子育て応援コンビニも登場

赤ちゃんイラスト子育て中の母親をターゲットにしたコンビニも誕生しました。
ローソンが2007年6月までの期間限定で東京日本橋に育児支援コンビニ「ハッピーローソン」をオープンしたのです。
育児グッズや、オーガニック食品、母親自身のための癒し系グッズなどといった特徴的な品揃えだけではありません。コンビニに、有料の一時預かりシステムを併設する試みで、全国初ではないでしょうか。

昔なら、同居のおばあちゃんや近所のベテランママさんにこどもをちょっと預けて「買い物行ってきます」って普通にあった光景なんですよね。
それが今は核家族と社会不穏で母親が1人で育児をしなければならないわけで・・・コンビニがその受け皿を買って出るという着想はとても斬新です。

保育士・教員免許・看護師の有資格者による一時預かり、30分500円は高いとみるか安いとみるか・・・
果たして今後、全国展開までいくのか・・・
半年後のモデル店舗の結果を見守りたいです。。。
でもでもでも・・・子育ては簡単便利なコンビニ感覚ではできないけどなぁと一抹の不安を感じてしまうさちるなのでした。

リンクLAWSONハッピー子育てプロジェクト

リンクローソンコンビニで子育て預かりサービス(2月20日フジサンケイビジネスアイ)

他店も続々・・・

セブンイレブンは2007年4月から全店の値札カードを大きくし、一部店舗では買い物カートも導入することを決定したそうです。
札の大きさも文字の大きさも従来の2倍の大きさ。
全店で!というのがミソです。
各店に平均3千枚ある値札カードを全国1万1千店舗で一斉に入れ替えると、導入費用は数億円だそうです。それだけの投資をしても”高齢者対応への店作り”を考えざるをえなくなってきたということでしょう。
買い物カゴも従来より軽く、カートは体を預けても倒れないような設計だとか。。。

また、ファミリーマートは2007年秋以降の新規店舗を全て高齢者・障害者対応のお店にするそうです。こちらもこれから作る店は「全て」というのが画期的ですね。
通路幅を広くとり、障害者トイレも設置するほか、車椅子でも使用しやすい低めのカウンターで足をいれられるレジ台を設置されるとか。ローソンもシニア向け店舗を展開中ですが、車イス対応レジは初の試みだと思います。




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キーワードローソン コンビニ 高齢者 御用聞き ユニバーサルデザイン ハッピーローソン 託児 車イスにマッチする情報

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