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巣立ちの季節

さちるのつぶやき 其の五

情報登録日:2006-03-28 14:21:05 (sachiru7777)

最終修正日:2006-05-15 10:22:35 (sachiru7777)

桜

春は出会いと別れの季節。今年も卒業式シーズンが終わりましたね。
私も先週、地元の小学校の卒業式に参列させていただきました。
卒業証書を受け取る真剣な顔、希望を胸にアーチをくぐる顔、どの子も キラキラ輝いていて、卒業生の保護者でもないのに、胸にジーンとくるものがありました。

小学校を卒業すれば中学へ、中学を卒業すれば、 今やほとんどの子が当たり前のように高校へ進学していきます。
「経済的な問題で」「勉強が嫌い」「学校が合わない」「引きこもり」・・・ 中には、やりたい仕事があってその道に弟子入りなんてケースもあるかもしれません。
高校へ行かない事情は様々でしょうが、高校へ進学しない事が「衣食住」の基盤を失う事に直結してる子ども達が いることは意外と知られていないように思います。

今年も全国約550の児童養護施設で暮らす約2千人の子ども達が中学を卒業しました。 ひところ6割に達しなかった高校進学率も今は8割台にまでなりましたが、全国平均との格差はまだまだです。
晴れて高校生になれた子たちはそのまま施設で暮らすことが出来ますが、
就職した子どもたちは「児童」ではなくなるので、施設を出なければなりません。
児童福祉法による「児童」の概念が、高校へ進学せずに「働けば」18歳未満であっても、自立した大人とみなされて 様々な保護措置の対象外になってしまうからなのです。
保証人もなく、大抵は住み込みで働けるところを探します。

でも・・・
学力や対人関係が困難で高校へ進学できなかった子達の方が保護が必要ですよね?
世の中は高卒より中卒の方が風あたりがきついですよね?

中学を卒業して就職した施設出身者が1年以内に転職した割合が46%に上ったという報告(02年度)もありますが、 いったん施設を出ると措置が切られて、離職後に施設に戻るのは難しいのです。
行き場をなくした施設出身者らの受け皿となり仕事に定着するまでの生活の場となっている 「自立援助ホーム」の数も足りません。

一方で、学力が高く、大学へ進学できた子は、高校卒業後も特例措置として20歳まで施設に残ることが出来ます。
(大学進学率に至っては一般家庭の5分の1ですからもちろん応援したい)

世の中には、どうにもならないことや、矛盾がいっぱいあるけれど、 人の手で作った法律の矛盾くらいは、人の手で変えていけないのかなって。
こんなとこで愚痴ってて情けないんですけど。


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コメント

4月からは

顔 ono 時間 2006年 3月 31日 19:26:34

いよいよ明日、4月1日からは、障害者自立支援法が施行されますね。ここ数年、支援費で振り回され、またまた支援法で振り回され、ほんと大変だと思います。誰をどう助けるか。 (しかも、シンプルに) 難しい問題ですね。


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